作務衣多彩に―松本で即売会 タイのHIV感染者支援

2016/04/27 10:27
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 松本市のNPO法人アクセス21は、エイズウイルス(HIV)に感染したタイの女性グループが現地で縫製し、同法人が販売する作務衣(さむえ)の品ぞろえを増やしている。作務衣の企画や材料の布の調達も担う同法人は、安定的に入手するため入荷先を拡大。紺色や茶色といった定番に加え、黄や緑などの鮮やかな色や、ちりめんのような手触りの布も手に入るようになった。同法人は「さまざまな場面で利用できる」と幅広い層へのPRに力を入れている。

 緑、黄色、ピンク…。同法人の事務所がある松本市の神宮寺の本堂に25日、さまざまな色や手触りの作務衣が並んだ。27日から4日間開く即売会の準備だ。同法人スタッフの草間京子さん(62)は「このところ買い求める女性が増えている」と手応えを話す。

 作務衣を作るのは、タイのHIV感染の女性たちでつくるグループ「プラサンジャイ」。同法人は、女性たちの暮らしを支えようと、1998年から作務衣を買い取って日本で販売している。他の作務衣と違いを出すため、染織を生業とするタイの女性が作る草木染の布を使い、「自然素材」を重視する。

 布の調達には困難もあるという。アクセス21によると、布は当初、ある現地の高齢女性から買っていた。女性が亡くなったため、その娘から購入するようになったが、入荷が次第に滞るように。2011年から別の女性2人から購入するようにしたところ、さまざまな色や手触りの布を入手できるようになった。2人の出荷にもむらがあるため、調達先を広げ、布の種類はさらに増えていった。

 草間さんは「プラサンジャイの活動を維持しようとしたら、バリエーション(商品の多様性)も広がった」と説明する。4月半ばに神宮寺で開いた即売会には女性客が目立ったといい、「今後も新しい色や珍しい模様の布の商品を開発したい」と話す。

 即売会は、各日午前10時〜午後6時。問い合わせは同法人(電話0263・46・0715)へ。

写真説明:タイの女性グループが作った作務衣。定番の紺色や茶色に加え、黄や緑といった鮮やかな色が増えた

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