パントマイム、松代で5月 日本を代表する清水さん公演

2016/04/27 10:24

 長野市松代地区で5月21、22日、日本を代表するパントマイム演技者で、「空間の詩人」とも呼ばれる清水きよしさん(69)=東京都青梅市=による公演「まい・まい・まいむ」が開かれる。小さな子ども連れでも楽しめる子ども向け公演「パントマイムってふ・し・ぎ!」もある。

 会場は、松代町松代にある市指定有形文化財の交流施設「寺町商家」(旧金箱家住宅)の質蔵。清水さんは、自ら作・演出を手掛ける10分前後の短い作品6、7本を披露する。子どもの世界や心を描いた作品が多く、ヒマワリを一生懸命育てる子どもの話や、秋のある日の思い出話、落語を題材にした釣りの話などを演じる予定だ。

 スタジオミュージシャンのうえの善巳さん(東京都府中市)がフルートの生演奏を添える。演技の合間には、作品にまつわる話をするなどして観客と交流する。

 「芝居のように道具を使わないため、あまり場所を選ばない」と、これまで寺や酒蔵、銭湯の脱衣所などさまざまな所で演じてきた。今回の寺町商家は、松代地区出身の教え子の紹介で1月に訪れ、「天井が高く、造りの雰囲気もいい」と決めた。公演には都内からのバスツアー客も1泊2日で訪れる。

 松代地区をこのほど訪れた清水さんは「ほとんどの人が初めて見ると思うので、先入観や予備知識なく参加して、何か世界観を感じてもらえればいい」と抱負を語った。子ども向け公演は「静かにしなくてはいけないと気を使うことなしに、親子で一緒に楽しんでほしい」と用意した。

 父親が上田市出身。20歳の時にパントマイムと出合い、都内をはじめ全国各地のほか、県内でも東御市や長野市などで活動してきた。詩情あふれる作品から国内外で高く評価されている。古希を迎える来年はこの道50年を記念し、大規模な公演を計画する。「いつまで舞台に立てるか分からないが、パントマイムをやっている時が全てで、生きている実感がある」とさらに意欲を見せる。「笑って笑って、ちょっと涙がぽろりとしてもらえたら」と話している。

 「まい・まい・まいむ」は21日午後7時、22日午後2時で大人2千円、高校生以下千円。「パントマイムってふ・し・ぎ!」は22日午前10時で、千円(3歳未満無料)。定員はともに50人。チケットの予約・問い合わせは、松代まち歩きセンター(電話026・278・1277)へ。

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