初期作品中心に常設展始まる 長野の東山魁夷館

2016/04/12 11:50
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 日本画家東山魁夷さん(1908〜99年)の作品を所蔵する県信濃美術館東山魁夷館(長野市)で、「私の履歴書」をテーマとした本年度の常設展が始まった。所蔵する東山さんの作品960点のうち、年代や季節に応じて約70点ずつを入れ替えながら、来年3月まで1年かけて展開。5月31日までの第1期は「画家への決意」と題し、東京美術学校(現東京芸大)時代を含む初期の作品を中心に展示している。

 展示では、東山さんが第二神戸中(現兵庫高校)に入学したころから独学で絵を描き始め、画家への道を一度は父親に反対された逸話などを紹介。学帽をかぶった「自画像」(23年)、東京美術学校2年生の時に学校の課題で描いたという「牡丹(ぼたん)図」(27年)、志賀高原の大きな山容と谷あいを流れる沢が迫る「山谿秋色(さんけいしゅうしょく)」(32年)などが並ぶ。

 第2期以降は「日本画への出発」「ベルリン留学」「風景画家として」「静かな楽しさ」「芸術の世界に年齢はない」の各題で第6期まで展示する。観覧料は大人500円、大学生300円、高校生以下無料。水曜日休館。問い合わせは県信濃美術館(電話026・232・0052)へ。

写真説明:県信濃美術館東山魁夷館で始まった本年度常設展

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