歌舞伎の魅力、若い人にも 松本で7月、演目を現代劇化

2016/04/07 11:32

 松本市のまつもと市民芸術館で7月11〜17日に行われる第5回「信州・まつもと大歌舞伎」(実行委員会主催)に合わせ、京都を拠点に歌舞伎演目を現代劇化した舞台で活躍する若手団体「木ノ下歌舞伎」が「勧進帳」を上演する。市民芸術館の串田和美芸術監督は将来、歌舞伎を中心とした国際演劇祭を松本で開く構想を持っており、今回の公演はその実現に向けた第一歩。大歌舞伎の期間中は、海外の演劇関係者を招いたシンポジウムも予定している。

 木ノ下歌舞伎は、歌舞伎の演目を新たな切り口で現代劇化し、今年1月にパリ公演を行うなど海外でも注目されている。同歌舞伎を設立した木ノ下裕一さん(30)=京都府=は、串田さんが演出した歌舞伎を見たのを機に活動を始めた経緯があり、2人のつながりから松本での初の公演が実現した。

 「勧進帳」は、弁慶と義経が関所を通過する場面を描いた演目。2010年に京都などで行った初演では弁慶を米国人俳優が演じ、現代の服装の人物が登場するなど斬新な演出をした。まつもと市民芸術館の担当者は「若い人たちが歌舞伎に興味を持つ契機になるのでは」と期待する。

 木ノ下歌舞伎の公演は、大歌舞伎の関連事業として松本市芸術文化振興財団が主催。市民限定チケット抽選先行予約を7日午前10時から10日午後6時まで受け付ける。一般発売は5月1日から。

 開演は7月14、15日午後7時、16日午後4時。一般3500円、25歳以下2千円。チケットの問い合わせはチケットぴあインフォメーション(電話0570・02・9111)、公演についてはまつもと市民芸術館(電話0263・33・3800)へ。

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