ママの働く場に古書店開店へ 上田のコワーキングスペース内

2016/03/23 10:30
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 上田市中心部の海野町商店街にあるコワーキングスペース「ハナラボ・ウンノ」内に28日、中古の絵本や児童書などを販売する「本屋さん」がオープンする。結婚・出産を機に退職した母親の再就職などを支援する取り組みの一環で、コワーキングスペースで働く子育て中の母親が運営を担う。

 ハナラボ・ウンノは、一般社団法人「ループサンパチ」(上田市)が市内に3カ所運営するコワーキングスペースのうちの一つで、子育て中の母親支援に主眼を置くのが特徴。昨年9月、母親の将来の再就職や起業を見据え、パソコンの知識を身に付ける研修を開いたり、企業から受注したデータ処理などの業務を母親グループが担ったりする仕組み「ママカラ」を始めた。

 現在、ママカラには上田市や長野市の母親12人が登録。3チームに分かれ、子どもの急病時などで助け合う態勢を取る。これまでに上田市内外の企業から書面のデジタル処理やフリーペーパーの記事執筆などの業務を請け負った。新たに開店する古書店もママカラのメンバーが運営し、同市で古書を扱うブックカフェ「NABO(ネボ)」が販売を委託する。

 古書店の店長に就く竹花友理香さん(28)=上田市=は結婚を機に仕事を退職し、現在は長男(1)の子育て中。子育てだけでは社会との関わりが薄くなりがちといい、「子どもが大きくなったら再就職したいが、ブランクもあって不安。ママカラは同じ年頃の子を持つ母親で支え合うことができ、仕事をすることで自信も得られる」と話す。

 竹花さんともう1人のメンバーが中心となって営業し、絵本や児童書のほか、料理やビジネスに関する書籍など約千冊をそろえる予定だ。今後、利用者の希望を聞きながら品ぞろえを充実させ、親子向けのイベントなども随時企画する。

 午前10時〜午後3時に営業。土日祝日は原則休み。28日は、しおり作りや本を入れるかばん作りなどの体験講座を開く。30食限定でランチ(予約制で500円)も用意する。問い合わせはハナラボ・ウンノ(電話0268・71・7322)へ。

写真説明:ハナラボ・ウンノで、中古の絵本を長男と見る店長の竹花さん

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