王朝文化伝える平安期の料紙 諏訪・サンリツ服部美術館

2016/03/19 11:15
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 サンリツ服部美術館(諏訪市)は、平安時代に書をしたためるのに用いた紙「料紙」を特集した企画展「料紙の彩り 古筆の紙にみる王朝のみやび」を27日まで開いている。経や和歌を書いた重要文化財など同館が所蔵する40点が並ぶ。和紙や唐紙に、雲母などの鉱物をまいた装飾もある。

 11世紀に作られた「太田切(ぎれ)」は、向かって右側が唐紙で左側が和紙。それぞれ漢詩と和歌が記され、日中の文化が1枚に。同時期の「端白(はたじろ)切」は、つぶした白い貝殻を水で溶かしてすいており、きらびやか。紙をよじったように見える筆致の「紙撚(こより)切」もある。

 経の文字を金泥で書いた重要文化財「紺紙金字一字宝塔観普賢経(こんしきんじいちじほうとうかんふげんきょう)」も展示している。

 企画展を見るために日帰りで同館を訪れた、都内の出版社に勤める男性(49)は「こんな超一級品が一度に見られるとは」と感心していた。月曜休み。高校生以上800円。小中学生400円。

写真説明:左右で色が違う紙に漢詩と和歌を書いた「太田切」(左上)や、料紙をアルバムのようにまとめた作品(下)も並ぶ

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