文学作品で見る浅間山の噴火 軽井沢高原文庫で企画展

2016/03/08 11:14
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 北佐久郡軽井沢町の文学館「軽井沢高原文庫」は、主に浅間山の噴火や噴煙を描写した文学作品を紹介した企画展「浅間山と御嶽山の噴火と文学」を、同館で開いている。東日本大震災を契機に、全国28の文学館が開く第4回共同展示の一つ。約50人の作家らの初版本などを紹介し、写真や絵などと合わせて約200点を並べた。軽井沢高原文庫は「火山をより身近に感じ、災害を見つめ直すきっかけになればいい」としている。

 詩人立原道造(1914〜39年)は、昭和初期に追分に滞在していた際に浅間山の噴火に遭遇。「灰はかなしい追憶のやうに 音立てて 樹木の梢(こずえ)に 家々の屋根に 降りしきつた」と書いた詩「はじめてのものに」をパネルで紹介した。

 北軽井沢(群馬県長野原町)に山荘を構えた作家野上弥生子(1885〜1958年)が、1961(昭和36)年10月7日に書いた日記のパネルも展示。「前庭に出て見るといつもの球なりの煙の塊(かた)まりが巨大な葡萄(ぶどう)の房のやうになり―」と表現した「浅間大爆発」が記されている。煙がたなびく浅間山を描いた作家有島武郎(1878〜1923年)の絵なども並べた。

 4月18日まで。午前9時〜午後5時。会期中は無休。入館料は大人700円、小中学生300円。問い合わせは軽井沢高原文庫(電話0267・45・1175)へ。

写真説明:浅間山の噴火を描写した文学作品などを紹介している企画展

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