シリア難民の実情知ろう 現地知る男性、12日長野で講演

2016/03/04 10:06

 青年海外協力隊員として内戦前のシリアに滞在し、現在もシリア難民を訪ねて各国を旅している大阪府の中野貴行さん(34)を招いた講演・交流会が12日、長野市で開かれる。テロや戦闘で多くの人々が死傷しているニュースが日々報じられる今、県内に留学中のイスラム文化圏の学生らも交えて語り合い、日本人に何ができるのか考える。

 海外文化や国際交流に関心のある人に学びの場を提供しようと、県青年国際交流機構(長野市)が2006年に始めた「ワールドスタディカフェ」の11回目。今回は「愛と平和の国シリアに何が起こったのか?」がテーマだ。

 中野さんは08年から2年間、まだ平穏だったシリアで母子保健の普及活動に取り組んだ。その後、内戦や過激派組織「イスラム国」の台頭で多くのシリア難民が出始めたのを受け、昨年夏から、中東各国や欧州に逃れた難民を訪ね歩き、情報を発信している。

 「現地を知る人から生の声を聞きたい」と、同機構の樋口敦子さんらスタッフが昨年から企画。講演後には中野さんや留学生とともに、カフェ形式で交流する。内閣府青年国際交流事業参加者による帰国報告会もある。

 午後2〜5時、長野市南千歳1のアイビースクエアで開催。軽食・飲み物付きで千円(学生500円、高校生以下無料)。6日までに電子メール(iyeonagano@yahoo.co.jp)かファクス(026・292・9511)で申し込む。定員80人になり次第締め切る。問い合わせは事務局(電話090・2678・3471)へ。

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