鮮やか一足早いひな祭り 伊那の旧井沢家住宅

2016/02/18 09:59
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 伊那市西町の市有形文化財「旧井沢家住宅」で、「ひな祭り・繭玉飾り」が開かれている。同住宅を管理、運営する住民有志らの「伊那部宿を考える会」が主催し10年目。上伊那地方の住民から寄せられたひな飾り100点以上と着物などが古民家を彩っている。

 江戸中期の押し絵びなもあり、つるしびなは駒ケ根市の愛好家が出品。1930(昭和5)年に男児に贈られたという内裏びなも並んでいる。「西町区百年誌」(2002年発行)によると、かつては男児でも初節句には一対の内裏びななどを贈る習わしだったとされる。

 考える会会長の中村国義さん(73)=伊那市西町=によると、自宅にひな段などを置くスペースがなく、同会に寄贈し、家族で見に訪れる人もいる。「放っておくと消えてなくなる文化を後世に伝えていきたい」と話していた。

 3月3日までの午前9時〜午後4時(3日は午後3時)。火曜休館。入館料200円、小中学生100円。28日午後2時15分から、都内の演奏家による雅楽演奏会がある。2、3日は甘酒を振る舞う。

写真説明:旧井沢家住宅を彩るひな人形など

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