磨いた演技、松本で披露へ 箕輪の劇団が初の地域外公演

2016/02/04 10:28
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 箕輪町文化センター付属劇団「歩(あゆみ)」が6、7日、上伊那地方以外で初めての公演を、松本市のピカデリーホールで行う。団員は仕事や家庭と両立させながら地元で活動してきたが、結成から10年余がたち演技力も向上したため、活動の幅を広げることにした。「なじみのない場所でどんな反応を得られるか楽しみ」と期待している。

 同劇団は2003年に結成し、団員は現在、箕輪町などの会社員や自営業者ら20〜70代の17人。平日夜などに練習し、年に2、3作品を公演している。これまでに別役実さんや鴻上尚史さんの作品に加え、団員によるオリジナル作品も取り上げてきた。

 松本公演は、40代半ばまでプロの演出家などとして東京で演劇に打ち込んでいた演出担当の飯島岱(たかし)さん(71)=箕輪町=が「団員の演技力が付いてきた。そろそろ地域外に打って出よう」と提案。会場は、長年東京で役者として活躍した堀内博さん(77)=松本市=が支配人を務めるピカデリーホールを選んだ。

 演目は、昨年7月に箕輪町で初演した劇作家清水邦夫さんの作品「あの、愛の一群たち」。ある女性が日本海に面した故郷の町に戻り、郷土資料館に立ち寄ったところ、精神科病院を抜け出してきた女性らと出会う。やりとりを通して、それぞれの過去が明らかになるという物語だ。

 ピカデリーホールは舞台と客席の距離が近い。劇団代表の藤田浩史さん(54)=箕輪町=は「役者はいつも以上にお客さんと一体感を生み出せるはずだ」と語る。飯島さんは「今回を皮切りに、東信や北信にも活動の場所を広げていきたい」と話している。

 開演は6日が午後7時、7日が同4時。一般2千円(前売り1500円)、高校生以下千円(同800円)。チケットはピカデリーホール、箕輪町文化センターなどで販売している。問い合わせは同ホール(電話0263・32・0088)か藤田さん(電話090・1828・3113)へ。

写真説明:劇団「歩」が昨年7月に箕輪町で公演した「あの、愛の一群たち」の一場面

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