市田柿、かす漬けでどうぞ 大鹿の業者開発・販売へ

2016/01/29 10:20
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 大鹿村の漬物製造販売「前沢産業」が、飯田下伊那地方特産の市田柿を使ったかす漬けを開発し、2月1日に販売を始める。漬物のこれまでのイメージを変えるような新しい漬物を売りだそうと作った。市田柿のねっとりした甘さと酒かすの風味がよく合う一品に仕上がった。

 1973(昭和48)年創業の同社は、野沢菜やハクサイのしょうゆ漬けなど定番の漬物に加え、ブルーベリーの酢漬け、エリンギのしょうゆ漬けなど新商品の開発を重ねてきた。白米が主の日本の食文化が多様化し、漬物の消費量が減ったことが背景にある。

 社長の大坪弘之さん(47)が、市田柿の製造販売会社に勤める知人から「市田柿をみそ漬けにするとおいしい」と聞いた。会社にあった酒かすではどうかと、市田柿を漬けた。約1カ月後に食べてみたところ、社員に好評だった。市田柿を薫蒸処理せず添加物を使わない製造方法にこだわり、柿の甘さを損ねないよう砂糖や塩の割合を調整した。

 5個入り約280グラムで、千円(税抜き)。前沢産業や同村の「秋葉路(あきはみち)」、飯田市の農産物直売所「およりてふぁーむ」、「りんごの里」で販売する。大坪さんは「ワインや日本酒のつまみや、デザートやお茶請けとして味わってほしい」と話している。

写真説明:市田柿を使ったかす漬けを開発した前沢産業の大坪さん

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