180公演で文化発信 5月開館の長野市芸術館

2016/01/19 09:52
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 5月上旬に開館する長野市芸術館を運営する市文化芸術振興財団は18日、2017年3月までの同館オープニング・シリーズのラインアップを発表した。5月8日のこけら落とし公演を皮切りに180余の公演を用意。7月の「市音楽フェスティバルアートメントNAGANO2016」と銘打った催しを柱の一つに据える。同館芸術監督の作曲家久石譲さん(65)=中野市出身=らが18日、同館で記者会見し、意気込みを語った。

 こけら落とし公演は久石さんが読売日本交響楽団を指揮。久石さんの祝典序曲や、久石さんがクラシックで初めてタクトを振るった曲というチャイコフスキー交響曲第5番を演奏する。

 市音楽フェスティバルは7月14日、善光寺本堂での奉納コンサートでスタート。久石さんのピアノと、同館で7月に結成する「ナガノ・チェンバー・オーケストラ」(NCO)メンバーによる室内楽を楽しめる。17日のNCO定期演奏会は、久石さん指揮の「チェンバー・オーケストラのための新作」(初演)など。29日の久石さんによるフェスティバル・フィナーレ公演まで、合唱や舞踊も含め約20公演がめじろ押しだ。

 NCOは、長野市出身を含む国内主要オーケストラ首席メンバーを中心とした若手奏者で結成する。ベートーベンの交響曲全曲の演奏会を2年間で完結させることを軸に、将来は全国各地やアジアを中心とした海外公演の実現も目標にする。久石さんは記者会見で「今後、日本の音楽界を背負って立つ素晴らしいメンバーが集まっている」と話した。

 同席した加藤久雄市長は「これを契機に、北信一帯に芸術の輪、文化の輪が広がることを期待する」。久石さんは「日常的に来やすい環境をつくり、できるだけ市民に親しんでもらえる場所にしたい」と述べた。

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