県内明治期の地図、特徴など語る 千曲の県立歴史館

2016/01/17 10:12
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 千曲市の県立歴史館は16日、開催中の冬季展「地図の『明治維新』」に合わせたパネル討論「地図が語る明治期の測量と作図」を開いた。県絵図・地図研究会の会員3人が、同展で展示されている明治期の県内町村の地図などの特徴を語り、約90人が熱心に聞いた。

 3人は伊那市の溝口実さん、松本市の伊藤敏さん、上田市の増沢延男さん。測量会社勤務歴があり、昨年9月から研究会の活動の一環で、同展の展示品について専門家の視点から研究を重ねてきた。

 増沢さんは旧傍陽(そえひ)村(現上田市真田)の村図に着目。鉱山があったことを示す記号が書かれており、住民への聞き取りで消毒に使うミョウバンなどを採取していたことが分かったと紹介した。

 伊藤さんは、旧三岳村(現木曽郡木曽町)の村図について「御嶽山の描写が地図にあり、それだけ取り出して掛け軸にしても良いくらいだ」と評価。溝口さんは「古い地図には、その土地の歴史や風土、文化が盛り込まれている」と話した。

 冬季展は2月28日まで。

写真説明:開催中の冬季展「地図の『明治維新』」に合わせて開かれたパネル討論

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