障害者ら誇り胸に10周年 長野の西洋料理店15日新装開店

2016/01/14 10:27
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 長野市平林の社会福祉法人「森と木」が運営する西洋料理店「もりたろう」(長野市東町)が15日、内装やメニューの一部を一新して新装開店する。同店は知的障害のあるスタッフが料理の仕込み作業や接客などを担っており、昨年11月に開店10周年を迎えた。障害がある人も誇りを持って働ける場所であり続けようと、新たなスタートを切る。

 「もりたろう」は2005年、複合商業施設「ぱてぃお大門」の開設とともにオープン。現在、シェフ3人とスタッフ8人が働く。このうち5人に知的障害があり、料理の下ごしらえや店内の清掃に携わっている。

 新メニューは、「信州特選ポークフィレカツ定食」「信州福味鶏のハーブグリル定食」など5種。県産食材を使う同店の特色をより前面に出そうと開発した。客の要望を反映し、量を控えた健康志向の料理も増やした。店内は木目調の内装で、温かみのある空間になっている。

 「森と木」の岸田隆専務理事(50)は「障害者が働いていることではなく、味で勝負する」と話す。「多くの人に愛される店をつくることで、健常者も障害がある人も、双方が働くことに誇りを持てる」と考えるからだ。

 「もりたろう」には、県外の社会福祉施設も視察に訪れるという。岸田さんは「この10年で、『森と木』の考え方が広がってきた」と言い、今後は民間企業と協力するなどし、より多様な働き方ができる運営の在り方を探りたいとしている。

 新装開店記念として15日から17日まで、全メニュー(飲み物などを除く)を100円引きで提供する。問い合わせは、もりたろう(電話026・237・3939)へ。

写真説明:15日に新装開店する西洋料理店「もりたろう」。店内では内装などの工事が進む

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