クラシック音楽を身近に 若手女性音楽家2人が音楽ユニット結成

2015/12/27 09:42
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 クラシック音楽をもっと身近に―。大町市大町のピアニスト松田紫帆(しほ)さん(24)と佐久市出身のバイオリニスト川崎妃奈子(ひなこ)さん(24)=千葉県習志野市=でつくる音楽ユニット「Ogozze(オゴッツェ)」が26日、誰もが気軽に楽しめる演奏会を大町市のコーヒー専門店で開いた。今後月1回、大きなホールではなく、店舗や古民家などを会場に、観客のおしゃべりや飲食も自由にして開催する計画だ。2人は「地方だからこそできる新しい可能性を発信したい」と張り切っている。

 大町市出身の松田さんは、小諸高校(小諸市)音楽科から昭和音楽大(川崎市)に進学。「音楽の地産地消をしたい」と2014年に実家でピアノ教室を始めた。川崎さんは都内の桐朋女子高校音楽科から桐朋学園大に進学、研究科を修了した。

 2人は今年3月、安曇野市内のコンサートで初共演。互いにクラシック音楽の演奏会のほか、演奏家や観客は都市部に集中していて地方で接する機会が少ない―という共通の問題意識で意気投合し、ごちそうを意味する方言由来のオゴッツェを11月に結成した。多くの人にクラシック音楽を気軽に楽しんでほしい―と、大町での月1回の催しを「プロジェクトMiO(ミオ)」と名付けた。

 初回の26日は、大町市街地のコーヒー専門店「UNITE(ユナイト)」が会場。小さな子どもも含めた観客10人が、コーヒーを味わいながらベートーベンのメヌエットなど親しみやすい10曲を聞いた。松田さんと川崎さんは曲の合間に、曲の成り立ちや作曲家の逸話などを説明。子どもが「頑張って」と声を掛けて、和やかな雰囲気だった。

 オゴッツェは27日午前10時、午後3時も同店で演奏会を開く。料金は飲み物とデザート付きで1人1500円。各回定員20人。問い合わせは同店(電話0261・85・0180)へ。

写真説明:大町市で月1回の身近なコンサートを始めた音楽ユニット「Ogozze」の(右から)松田さんと川崎さん

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