食育発信「3つの星」旺盛 佐久地方で県登録10店舗に

2015/12/26 11:36
ODEK2015122600534301.jpg

 食事を通して野菜の摂取不足や食塩の過剰摂取などの問題解決に取り組む、県の「信州食育発信3つの星レストラン」の登録店舗が、佐久地方で10店舗に達した。同地方の初登録は2010年10月で、5年余での達成。これをきっかけに、より健康に良い料理を提供しようと意気込む店舗もある。

 同レストランへの登録には「野菜・食塩・脂質などの量の基準(野菜140グラム以上、食塩相当量4グラム未満、500〜700カロリー程度など)を満たすメニューがある」「県産食材の利用や食文化の継承(郷土食の提供など)に取り組む」「食べ残しを減らす取り組みなどに努めている」などの要件を満たす必要がある。

 県佐久保健福祉事務所によると、佐久地方では佐久市で7店舗、軽井沢町で2店舗、小諸市で1店舗が登録。家庭的な食堂から、中華、イタリアン、ファミリーレストランなどさまざまだ。県内では、11月30日現在で88店舗が登録しているという。

 今年夏に登録した佐久市望月の「望月 ふじた食堂」では、先代から続く看板メニュー「五目あんかけやきそば」を対象メニューにした。食塩相当量を2・9グラムに抑えつつ、ニンジンやピーマン、ハクサイなどの野菜を200グラムと大量に盛り、全部で590カロリー。塩味で、男性も満足できるボリュームだ。

 店主の藤田秀信さん(53)は「健康などを考慮した制限の中で、いかにおいしい料理を出せるか考えるようになった」と説明。やきそば以外のメニューでも、塩分を控えるなどして提供するようになったといい、「食事制限がある人でも、家族や友人と外食を楽しめる食堂にしていきたい」と力を込める。

 同事務所健康づくり支援課の管理栄養士羽根田洵子さん(26)は「活動が広がることで、食育に関する理解が深まる。地産地消の促進にもつながるので、ぜひ3つの星レストランで食事をしてみて」と呼び掛けている。

写真説明:3つの星レストランに登録されている「望月 ふじた食堂」の五目あんかけやきそば(左)

北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ