佐久の鼻顔稲荷、緑青色に新装 4月竜巻で屋根など被害

2015/12/05 11:46
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 4月の竜巻で屋根が吹き飛ぶなどの被害に遭い、7月から改修を進めていた佐久市岩村田の鼻顔稲荷(はなづらいなり)神社の工事がほぼ終了した。改修前、建物の屋根は赤色だったが、改修に併せて緑青色に新装。関係者は、気持ちを新たにして二年参りの参拝者を迎えようと、準備を始めている。

 同神社は、改修前まで鳥居や社殿の柱、屋根などが全て赤く塗られていた。同神社総代会長の工藤久吉さん(87)も「お稲荷さんといえば赤。従来のままがいいと思っていた」。しかし、総代らと会議をした際に、屋根だけ違う色にした方が目立つのではないかとの提案があった。新たな色の屋根を見て、工藤さんは「白い壁に映えてきれい」と満足そう。支柱や窓枠に塗る赤い塗料も、以前の色より明るめを選んだという。

 同神社の参籠殿(さんろうでん)から本殿までの通路は、老朽化も重なって、板の接ぎ目がでこぼこになっていたり、隙間ができていたりしていた。改修工事で新しい板に張り替え、平らに。開きにくくなっていた窓もアルミサッシに交換した。

 5、6日には、市内の倉庫に一時保管していた額縁や絵馬などを神社に持ち帰る。今月中旬には、鳥居や建物にしめ縄を張るなどして、二年参りや正月に参拝者を迎える準備を本格化させる予定だ。

 今年の参拝者は、竜巻被害の影響で例年に比べて少なかったという。9月にはさい銭箱荒らしにも遭い、工藤さんは「あまり良い一年ではなかった」。一方、新年を新しい建物で迎えられることに「うれしい。参拝者のみなさんにも、きれいになった神社に足を運んで、一年の始まりを迎えてほしい」と話していた。

写真説明:改修工事がほぼ終了した佐久市岩村田の鼻顔稲荷神社を見上げる総代会長の工藤さん

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