豊丘村で営農支援に取り組むNPO法人「だいち」は26日、「信州の伝統野菜」で漬け菜として知られる「源助かぶ菜」の収穫体験を神稲の畑で始めた。今年は暖かな気候が続いたため、高さ60センチほどに大きく育った青々とした葉が並ぶ=写真。病虫害が少なく例年になくきれいな状態といい、来場を呼び掛けている。
源助かぶ菜は野沢菜に似た葉を付け、主に葉を漬物にして食べる。しょうゆと砂糖、酢に数日〜10日間ほど漬け込んで作り、独特の風味が特徴だ。同法人では、10年以上前から収穫体験を始め、約5年前から県外で販売もしている。担当の片桐秀幸さん(60)は「長野と言えば野沢菜のイメージが強いが、知名度が上がってきた」と話す。
収穫体験は神稲にある計20アールの二つの畑ででき、料金は1キロ100円。包丁とかぶ菜を縛るひもが必要。今後寒さが増して霜が降りると柔らかさと甘みが増すという。12月23日ごろまでを予定しており、無くなり次第締め切る。
12月3日と6日には、漬け込み体験会を開く。参加費用は3キロ分で2500円。
いずれも予約が必要。申し込みは村交流センターだいち(電話0265・34・2520)へ。水曜定休。