古本求めて酒蔵はしご 「諏訪五蔵」で古本市始まる

2015/11/12 10:15
ODEK2015111200498601.jpg

 諏訪市の国道20号沿いに並ぶ五つの酒蔵「諏訪五蔵」で古本を展示販売する「くらもと古本市」が11日、始まった。少部数の出版物や300円均一の古本など会場ごとにテーマを設け、酒蔵を巡りながら古本を品定めできる。県外の参加書店が増え、市内外から繰り返し訪れる客もおり、まち歩きイベントとして定着しつつある。

 上田市に拠点があるインターネット古本販売会社「バリューブックス」や諏訪五蔵などでつくる実行委員会の主催で年2回開き、6回目。酒蔵を会場にした珍しさもあり、知名度が高まった。今回参加した15書店のうち、8書店が鳥取県や香川県などの県外からで過去最多となった。

 舞姫、麗人酒造、酒ぬのや本金酒造、伊東酒造、宮坂醸造が会場。宮坂醸造では、外国語の絵本や個人出版で流通に乗らない出版物「リトルプレス」が並ぶ。出店者が替わるカフェも設け、コーヒーと読書を楽しめる。

 家族で訪れた南箕輪村の会社員八子(やこ)文洋さん(36)は「酒蔵が並ぶ古い町並みと古本という組み合わせが面白い」。実行委によると、会場を回り、日本酒を購入する人もおり、酒蔵を会場にした効果も出ている。

 古本は全部で4千冊。バリューブックス社員で古本市を担当する池上幸恵さん(28)は、品ぞろえが特徴的といい、「ネットで入手しづらい本も並んでいる。来てみての発見がある」と話している。18日まで。午前10時〜午後5時。

写真説明:国道20号沿いの「諏訪五蔵」で始まった古本市=宮坂醸造

北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ