南木曽映画祭、9年ぶり復活 3日間で計5作品上映へ

2015/11/02 09:44
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 木曽郡南木曽町で2006年を最後に途絶えていた「南木曽映画祭」が1日から3日間の日程で、南木曽会館で始まった。昨年、南木曽中学校の生徒が企画した映画上映会に大勢の人が集まったこともあり、住民有志による実行委員会が復活させた。初日は、満蒙(まんもう)開拓を題材に下伊那郡阿智村で撮影された「望郷の鐘満蒙開拓団の落日」など3作品を、延べ200人余が観賞した。

 同映画祭は1990年に始まり、町の補助を受けて有志の実行委が開いてきた。2004年、合併せず自立を選択した町が補助を打ち切り、実行委が独自に05年、06年と開いた後、資金不足で休止した。昨年、南木曽中の生徒が町内に協力を呼び掛けて開いた映画「じんじん」の上映会には、上映3回で約600人が集まった。これを受け、かつての実行委員らが復活を検討。県の地域発元気づくり支援金を活用し、再開した。

 「望郷の鐘」の上映前に、実行委員長の丸野晃さん(56)が「やっとかめ(久しぶり)」と言ってあいさつを切り出し、「戦争の真実を確かめつつ、映画を楽しんで」と話した。同町からも旧満州(中国東北部)の読書(よみかき)分村に多くの開拓団員が渡ったこともあり、この作品には150人近くが集まった。

 この日はほかに、岐阜県東白川村を舞台にした「鳥の道を越えて」、歌手で俳優の福山雅治さん主演の「そして父になる」も上映された。

 2日は午後6時半から「ふるさとがえり」(千円)を上映する。3日の「アナと雪の女王」は地元商工会加盟店で10月までに買い物をした人が対象。詳しくは町役場(電話0264・57・2001)へ。

写真説明:復活した映画祭の会場で「望郷の鐘」を見るために受け付けを通る来場者ら

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