飯田市図書館、地元出身の染織家・熊谷好博子を振り返る

2015/10/25 09:59
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 飯田市立中央図書館は24日、地元出身の染織家・熊谷好博子(こうはくし)さん(本名・熊谷好博(よしひろ)、1917~85年)の没後30年の節目として、作品や生涯を振り返る展示解説会を同館で開いた。市民約20人が参加。作品を所蔵する市美術博物館の学芸員から解説を聞き、郷土の作家について理解を深めた。

 同図書館によると熊谷さんは16歳で上京し、親族の家業の染色業に従事。一方で日本画家の道も志した。30代からは友禅染に専念し、絵画を学んだ経験が友禅染の作風に反映されているという。

 会場には、熊谷さんの染織作品のパネル9枚を展示。木目模様や木の葉といった自然の造形や、幾何学的な文様を絹地に表現した絵画的な作品が飾られ、来場者の目を引いていた。同博物館の小島淳学芸員は熊谷さんについて「日本画、染織を幅広く勉強し、いろいろな試みができた染織家だった」と解説していた。

 同図書館では11月1日まで、熊谷さんの額装作品などの資料を展示している。26日は休館。

写真説明:染織家・熊谷好博子の額装作品について説明があった展示解説会

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