次世代へ22年ぶり建立 須坂市福島町区の大幟

2015/10/25 09:53
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 須坂市福島(ふくじま)町区に残る市指定有形文化財「福島の大幟(おおのぼり)」の建立行事が24日、1993年以来22年ぶりに同市福島の畑で行われた。同区や市によると、福島の大幟は国内最大級。建立行事は何かの記念の際に限ってきたが、前回から月日がたち「建立行事を次世代に伝えよう」と、区民でつくる実行委員会が計画した。

 大幟は2枚あり、ともに長さ22・5メートル、幅4メートル。それぞれ、正しい行いをすることを意味する「護〓(ごどう)」(〓は「道」の古字)、徳を積むことを意味する「懋徳(ぼうとく)」と書かれている。同区の福島天神社新築に合わせて1880(明治13)年に作り、依頼を受けた小布施町の豪農商高井鴻山(こうざん)(1806〜83年)が揮毫(きごう)した。

 この日は早朝から約3時間かけて複製品を建立。クレーンでさおを立てて区民らが大幟をつるすと、見守っていた大勢の人が拍手した。

 大幟建立は、福島町近くにある上信越道須坂長野東インターチェンジ(IC)の開通記念以来。同区長の小林照夫さん(72)は「大勢の方の協力で次回につなぐ建立行事を実現できた」と話していた。

 大幟は11月2日まで。強風など天候が悪い場合を除き、区民が交代で幟を揚げる。

写真説明:「福島の大幟」の建立を喜ぶ須坂市福島町区の住民ら

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