文化も薫る千曲のお月見 姨捨の棚田や稲荷山で12日開幕

2015/09/10 10:00
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 千曲市で12日、お月見をテーマにした二つのイベントが開幕する。「名月の里」として知られる八幡の姨捨の棚田と、古い街並みが残り国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれた稲荷山を主な舞台にさまざまな催しを計画。歴史と秋の風情を売りに、観光客を呼び込もうと企画した。

 「第32回信州さらしな・おばすて観月祭」は10月12日までの期間中、姨捨の棚田の農道をライトアップする「農道道しるべ」やJR篠ノ井線姨捨駅ホームでの二胡(にこ)のミニコンサートなどがある。

 26日は、7月中旬まで募集した全国俳句大会の入選句の表彰や現代俳句協会(東京)の宮坂静生(しずお)会長の講演が総合観光会館で開かれる。期間中の土、日曜と祝日は観光ガイドが姨捨の棚田を案内する。

 観月祭は市や地元区、市内の住民団体などでつくる実行委員会主催。宮坂武夫委員長(77)=千曲市八幡=は「期間中は農産物の出荷などで住民は忙しくなるが、協力を得て成功させたい」と話す。

 稲荷山の稲荷山宿・蔵し館は10月4日まで、「月の宴in蔵し館」を計画。26日に開く「俳句&ハイク」は、俳句の魅力を学ぶ講座を受講し、稲荷山と姨捨の棚田の2コースに分かれて歩く。終了後、ハイキングで感じたことを句にしたためる句会を行う。

 12日は滝廉太郎の「荒城の月」など月を題材にした名曲を箏(こと)で演奏し、13日は姨捨伝説を小説にした「楢山節考」の映画を上映する。月の宴を企画、運営する一般社団法人「稲荷山町くらしと心を育む会」の高村徳太郎理事長(73)=同市稲荷山=は「稲荷山に興味を持ち、まちづくりに協力してほしい」と来場を呼び掛けている。

 事前予約が必要なイベントもある。問い合わせは、観月祭が市観光協会内の実行委事務局(電話026・275・1326)、月の宴は稲荷山宿・蔵し館(電話026・272・2726)へ。

写真説明:お月見をテーマにしたイベントの舞台となる姨捨の棚田

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