明治時代の空き家活用へ 千曲で10月4日改装手伝う催し

2015/09/09 10:10
ODEK2015090900475201.jpg

 千曲市民らでつくるNPO法人「稲荷山蔵の会」が、国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に選定された同市稲荷山の明治時代の空き家を活用しようとしている。観光客らが休憩したり、食事をしたりする施設を目指して改装中で、10月中旬の完成が目標。歴史を感じさせる古い建物の内部を見てもらおうと、10月4日に掃除や土壁の塗り直しをするワークショップ(体験型講習会)を開く。

 市教育委員会歴史文化財センターと同NPOによると、空き家は1905(明治38)年に建てられた。木造2階建てで延べ約190平方メートル。ほかに蔵が4棟ある。善光寺街道に面し、85年ごろまで「田中園茶店」として営業した。

 改装工事は8月上旬に始まった。屋根の修理やサッシをアルミ製から木製に替えるといった内容。茶店は市教委が指定した重伝建の特定物件のため、事業費に市の補助金約770万円を充てる。

 同NPOは11月初旬をめどに休憩施設としてオープンさせる。手作りのいなりずしやおやきを販売し、お茶を振る舞う計画。1階を開放し、敷地内に机や椅子を置いて見学や休憩ができるようにする。

 ワークショップは午前9時からで、ボランティア保険の加入(300円)が必要。同NPOの田中清江理事長(66)は「こんなに古い建物が稲荷山に残っているんだと感じてほしい」と参加を募っている。10月1日までに申し込みが必要。問い合わせ、申し込みは稲荷山蔵の会(電話026・272・1069)へ。

写真説明:観光客らが休憩できる施設として改装中の旧田中園茶店

北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ