夜の蚕糸博物館、暗がりで光る繭 諏訪湖「芸術祭」開幕

2015/08/29 11:33
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 諏訪湖周の諏訪市、岡谷市、諏訪郡下諏訪町の17の美術館や博物館が普段とは違った催しで来館者をもてなす「諏訪湖まちじゅう芸術祭」が28日始まった。岡谷市岡谷蚕糸博物館では、夜の館内を回るイベントを企画。12人が訪れ、暗がりの中、遺伝子組み換え蚕が作った糸に光を当てて見るなどして楽しんだ。

 遺伝子組み換え蚕は、光るサンゴの遺伝子を蚕の卵に注入し、サンゴと同じ色素を持たせたという。部屋の明かりを消し、紫外線の波長を持つ光で糸や繭を照らした。訪れた人が、黄色のセロハン越しにのぞくと、糸や繭はほのかな黄緑色に見えた。

 繭や養蚕に関する約3千冊が並ぶ図書室も見学。半日掛けて一度に約4万個の繭を乾燥できる機械も見た。夫婦で訪れた岡谷市の会社員笠原広和さん(45)は「夜の静けさの中、ゆっくり見学できてよかった」と話した。

 芸術祭は9月23日まで。17館に1回ずつ入れる共通パスポートは大人2700円、高校生・学生1500円、中学生以下はパスポートを持つ大人と同伴なら無料。各館で販売している。期間中、バスツアーやナイトクルージング、講演会などもある。

写真説明:ブラックライトで光る繭を見る参加者たち

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