戦況・終戦、ラジオが伝えた 松本の博物館で特別展

2015/08/28 10:09
ODEK2015082800470001.jpg

 松本市中央2の日本ラジオ博物館が、第2次世界大戦でラジオが果たした役割を考える特別展を同館で開いている。戦争中に使われた国内外のラジオや、戦況を伝えるニュースの理解を助けるために旧陸軍省が監修した東南アジアの地図など計約50点を展示している。

 同館によると、ラジオは満州事変が起きた1931(昭和6)年から終戦までの15年間に国内の家庭に普及した。ラジオで「大本営発表」が流され、終戦を告げる「玉音放送」もラジオを介して国民に伝わった。

 高さ50センチほどで木製枠の当時のラジオが並び、放送による政治宣伝を重視したナチス・ドイツが国内で奨励した機器も展示。社団法人日本放送協会(NHKの前身)の冊子「国民はなぜラジオを聴かねばならぬか」では、「ラジオは日本民族の大理想大建設事業になくてはならぬ国家と国民の大機関」と記している。

 博物館スタッフの横内照治さん(61)は「当時のラジオは戦争遂行に大きな役割を果たしたといえる。そんな時代があったことを伝えたい」と話す。12月27日までで、月曜(祝日の場合は翌日)を除く午後1〜5時に開館。入館料500円(15歳以下200円、小学生以下無料)。問い合わせは同館(電話0263・36・2515)へ。

写真説明:第2次大戦中に使われたラジオを紹介する日本ラジオ博物館の特別展

北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ