日本画家3人「日展三山」展 長野・東山魁夷館

2015/08/04 10:10
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 長野市箱清水の県信濃美術館東山魁夷館は、東山魁夷さん(1908〜99年)、杉山寧(やすし)さん(1909〜93年)、高山辰雄さん(1912〜2007年)の3人の日本画家の作品を並べた特別展「日展三山」を開いている。同時期に日展で人気を集め、いずれも名字に「山」の字が入っていることから「日展三山」と称された3人の計40点を展示。期せずして3人とも空と地上を描いた1964(昭和39)年の日展出品作も並べている。

 64年の日展出品作は当時と同じ並べ方を再現。杉山さんの「穹(きゅう)」は、差し込む光に照らされるエジプトのスフィンクスを、砂を混ぜた絵の具を使った厚みのある塗りで表現した。東山さんの「冬華(とうか)」は、霧氷が付いた枝を広げる白い樹木と、その上空で半円形に広がる太陽の光の輪が対称になっている。杉山さんと同じ題名となった高山さんの「穹」は、群青色の夜空に満月が浮かぶ様子を印象的に描いている。

 旅行中に展示会場を訪れた栃木県下野市の会社員北條俊夫さん(61)は「色使いや筆のタッチが三人三様ですばらしい。それぞれの作品が印象深い」と話した。9月1日まで。午前9時〜午後5時。8月12日以外の水曜休館。大人600円、大学生400円、高校生以下無料。

写真説明:1964年の日展と同じ並び方で展示されている(右から)杉山さん、東山さん、高山さんの日本画

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