故丸木夫妻の「アウシュビッツの図」 松本で1日公開

2015/08/01 11:40
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 「原爆の図」で知られる日本画家の故丸木位里(いり)さん、洋画家の故丸木俊(とし)さん夫妻の作品「アウシュビッツの図」が31日、松本市の神宮寺で翌日から公開されるのを前に設置された。ナチス・ドイツによるユダヤ人大量虐殺の舞台となったポーランド・アウシュビッツ強制収容所を描いた縦3・4メートル、横16・1メートルの大作。反戦を願って同寺で7日まで開く催し「いのちの伝承」の期間中、鑑賞できる。

 1977(昭和52)年に完成した作品に描かれているのは、収容所に入るため列をつくる人々や裸で死を待つ人々。神宮寺は毎年この時期に開く「いのちの伝承」で原爆の図を展示しており、今年は高橋卓志住職(66)が収容所跡を3月に訪れた縁などから、アウシュビッツの図を借りることにした。高橋住職は「虐殺のすさまじさを認識する機会になると思う」と話す。

 普段は夫妻の作品を展示する原爆の図丸木美術館(埼玉県東松山市)にある。同館以外で展示されるのは、米国とブルガリアで例があるものの、国内では初めて。鑑賞できるのは午前10時〜午後5時で、「原爆忌」の法要がある2日は午後2時から。無料。

写真説明:神宮寺に展示された「アウシュビッツの図」=31日、松本市浅間温泉

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