岡谷で絹製民族衣装展 市田ひろみさん、開幕前に訪問

2015/07/29 10:29
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 岡谷市立岡谷蚕糸博物館で30日に始まる世界の絹製民族衣装展を前に、衣装を収集した京都市の服飾評論家・市田ひろみさんが27、28日、準備のため同館を訪れた。企画展では19〜20世紀のアジアや欧州の婚礼服など11点を紹介する。市田さんは「世界で受け継がれた絹の伝統と技に触れてほしい」と話した。

 トルコで1920年代に作られた紫色の衣装は三日月と星の文様を刺しゅう。パキスタン北部の山岳地方の衣装は、黒色の木綿生地とピンク色の絹の刺しゅうの対比が鮮やかだ。ハンガリーの女性の婚礼服は、純白の絹糸から高級感が漂う。

 市田さんは68(昭和43)年から世界を巡り、民族衣装を収集。展示品の中には現在では作られなくなった衣装もあるといい、「多くは母親が娘のために作って受け継がれてきたが、生活様式の変化で静かになくなっていくものも多い」と解説する。

 企画展は博物館の移転開館1周年を記念。館の展示パネルに、市田さんが集めた民族衣装の写真を使ったことが縁で実現した。11月1日まで。

写真説明:展示の準備状況を確認する市田さん(中央)

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