高倉健さん所蔵の刀、公開へ 坂城町に遺族が寄贈方針

2015/07/16 10:38

 昨年11月に亡くなった俳優高倉健さんが所蔵していた刀剣類数振りなどが24日、遺族から埴科郡坂城町に寄贈される。高倉さんと生前親交の深かった刀工宮入小左衛門行平(本名・恵)さん(57)=坂城町坂城=の仲介で実現。町鉄の展示館は10月までに寄贈された刀剣類を公開する。

 宮入さんによると、寄贈されるのは1500年代末から幕末までに作られた短刀や脇差しなど。九州で作られた物が目立つ。高倉さんは福岡県出身で、宮入さんは「単に名刀だからという理由ではなく、ふるさとゆかりの刀を集めたのだろう」と話す。高倉さん主演の映画「ホタル」の完成を祝い、宮入さんが贈ったやりも寄贈される。

 高倉さんの遺族が4月、残された刀剣類について相談したいと宮入さんに連絡した。6月に宮入さん宅を訪れ、保管を依頼。宮入さんの提案で町に寄贈することになった。

 高倉さんは宮入さんの鍛刀場を何度も訪問し、贈り物にするため宮入さんの作品を購入する仲だった。宮入さんに「日本刀の持つたたずまいが好きだ」と話したこともあったという。宮入さんは「鉄の展示館で大切に保管、活用できる。多くの人に見てもらい、高倉さんの名がずっと残ればいい」と話している。

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