シガマッコウクジラ、イラストで再現 松本・四賀化石館

2015/07/15 10:32
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 マッコウクジラの世界最古(1300万年前)の全身骨格化石とされる「シガマッコウクジラ」の化石を収蔵する松本市四賀化石館は14日、海を泳いでいた当時の姿を再現したイラストの展示を始めた。同市蟻ケ崎のイラストレーター、スズキサトル(本名・鈴木聡)さん(41)が手掛けた。制作の経緯を紹介するパネルや、3Dプリンターで作った骨格レプリカも並び、古生物の魅力を伝える。

 スズキさんは、群馬県立自然史博物館(群馬県富岡市)の木村敏之主幹の監修で、化石の骨格に絵の上で「肉付け」する作業を展開。歯や頭の形などから肉食で俊敏だったとされるシガマッコウクジラの特徴に基づき、背びれの位置や、頭部の張り出した部分の大きさなどを推測した。

 体の色は現在のマイルカを参考にした。スズキさんは「どう猛さより、群れで狩りをして生活した利口なイメージが湧いてきた」と振り返る。

 3Dレプリカは、全身骨格化石の10分の1サイズで、古生物学者荻野慎諧(しんかい)さん(山梨県)と地元企業が作った。

 イラストなどの展示は8月末まで(月曜休館)。入館料は高校生以上300円(小中学生半額)。今月18日にはスズキさんの指導で復元イラストを描くイベントがある。参加料千円。予約、問い合わせは四賀化石館(電話0263・64・3900)へ。

写真説明:細部まで描き込んだ「シガマッコウクジラ」のイラストとスズキさん(右)。下は骨格レプリカ

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