全国のジオパーク紹介本 「南ア」を伊那市職員ら担当

2015/06/26 11:14
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 貴重な地形や地質が見られる全国のジオパークを紹介するシリーズ本の第1弾、「中部・近畿・中国・四国のジオパーク」(古今書院)が刊行された。伊那市、飯田市、下伊那郡大鹿村、諏訪郡富士見町にまたがる「南アルプス(中央構造線エリア)ジオパーク」は、伊那市世界自然遺産登録・エコパーク・ジオパーク推進室の藤井利衣子(りえこ)さん(44)らが担当。成り立ちや特色などを解説した。

 2008年に日本ジオパークに認定された南アに12ページを割いた。林道バスが走る伊那市長谷の戸台口―北沢峠(標高2032メートル)間の「ジオライン」の見どころとして、石灰岩の大岩壁「幕岩」、地質の境目が見られる露頭、シナノコザクラやムシトリスミレといった石灰岩地帯特有の植物などを紹介。中央構造線を南下した飯田市遠山郷の民俗芸能や山村文化にも触れた。

 藤井さんが前半部分を書き下ろし、後半は飯田市美術博物館の学芸員村松武さん(56)が月刊誌「地理」(古今書院)に書いた記事に基づく。藤井さんは「ジオパークをよく知らない人にも旅行ガイドブックのような感覚で読んでもらいたい」と話している。

 A5判、155ページで税別2600円。書店やインターネットで注文できる。

写真説明:執筆した南アルプスのページを開く藤井さん

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