松本の豆腐屋「日本一」 県産大豆と天然地下水使い

2015/06/24 10:18
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 「日本一旨(うま)い豆腐を決める品評会in京都」で絹ごし豆腐が最高賞の金賞に選ばれた松本市原の「富成伍郎商店」が、快挙を喜んでいる。同店は豆腐のほかスイーツなど新たな商品づくりに取り組んでいるが、代表の富成敏文さん(51)は「認められる豆腐や油揚げがあってこそ。豆腐屋のぶれない軸が示せた」と力を込める。

 21日に京都市内で開いた表彰式で金賞を受賞したのは、同店の「手塩にかけた伍郎のきぬ」。中信地区で多く栽培される県産大豆「ナカセンナリ」と、天然地下水を使って作った。品評会を主催した京都府豆腐油揚商工組合によると、全国から集まった128品を、料理関係者ら審査員が「外観」「香り」「味」「食感」で採点した結果、総合得点が最も高かった。

 同店は1927(昭和2)年の創業で、富成さんは3代目。食品偽装問題が相次ぎ、食の品質が問われた2000年代初め、豆腐作りに使っていた浅井戸が枯れたのを機に、水温が安定した地下水を求めて地下37メートルまで新たな井戸を掘った。水は年間を通じて温度が15度程度に保たれ、大豆を一晩浸すと、豆のうま味を引き出してくれるという。

 「店に来て感じる音や匂いも含めて味だと思う」とインターネットを通じた取り扱いはせず、対面販売が中心の同店。「手塩にかけた伍郎のきぬ」は、300グラム194円(税込み)で販売している。問い合わせは同店(電話0263・87・8584)へ。

写真説明:金賞を受賞した豆腐を手にする富成さん

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