県内15遺跡、出土品ずらり 千曲の県立歴史館が企画展

2015/05/31 10:50
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 長野県内の遺跡で昨年度発掘された土器や陶器などを紹介する企画展が30日、千曲市の県立歴史館で始まった。旧石器時代から江戸時代まで15遺跡の出土品約380点が並び、歴史をたどることができる。

 県立歴史館や県埋蔵文化財センター、県教育委員会などの主催。安曇野市明科中川手の「明科遺跡群古殿(ふるとの)屋敷」で見つかった平安時代の木棺墓からは、八稜鏡や灰釉(かいゆう)陶器、緑釉(りょくゆう)陶器などが見つかった。同館によると、10世紀の平安時代の木棺墓が見つかることは珍しい。葬られた人は、都から来た役人か都との関わりの強い地元の有力者と考えられ、当時の集落と社会の関わりを示す貴重な資料―としている。

 南佐久郡南相木村の大師遺跡では、山梨県で作られた平安時代の「甲斐型土器」や神事などで使われた鉄鐸(てったく)が出土。同館は標高約千メートルの山間地に佐久地域と甲斐との交流や祭祀(さいし)が行われていたことを示す資料とみている。

 このほか、平安時代の佐久市の洞源遺跡の製鉄炉跡なども紹介している。同館は「歴史の舞台を支えた地域の人々の暮らしに関心を持ってほしい」としている。7月12日まで。一般300円、高校・大学生150円、小中学生70円。月曜休館。

写真説明:明科遺跡群古殿屋敷から見つかった平安時代の陶器などが並ぶ会場

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