新収蔵品「おひろめ展」 松本市美術館、ゆかりの作家ら

2015/05/30 12:02
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 松本市美術館が、昨年度新たに収蔵した作品の一部を紹介する「おひろめ展」を開いている。日本近代書道の源泉、戦後美術の一断面、人物を描く―の三つのテーマで、松本市ゆかりの作家5人らの手による絵画や書計37点を展示。所蔵後、一般公開が初めてとなる作品も多いという。

 福岡県出身で、長野県内の学校で美術を教えた松本昇さん(1894〜1965年)は後半生を松本で過ごした。対象に迫る人物画を多く描き、「木曽の少女」の強いまなざしが目を引く。松本を中心に活躍した倉田勝弘さん(42〜2012年)の人物画は、幼子の姿を暖かな色彩で描いている。

 少年期を松本で過ごした堀内康司さん(1932〜2011年)の「信州風景」は、強く鋭い黒線を張り巡らすように田園や山を表現しており、飯山市出身の藤松博さん(1922〜96年)の作品は、さまざまな技法で表した人の形などが印象的。書家・秋山白巌さん(1865〜1954年)の書も並ぶ。

 6月28日まで。学芸員の堀井真美さんは「作家の全体像が分かるよう心掛けた。初展示の作品も多いので、出合いを大切にしてほしい」と話している。入館料410円(大学生・高校生200円)。問い合わせは同館(電話0263・39・7400)へ。

写真説明:松本市美術館で開かれている新収蔵作品の「おひろめ展」

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