遊び心が見える茶道具 諏訪・サンリツ美術館企画展

2015/05/22 11:07
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 諏訪市のサンリツ服部美術館は7月12日まで、収蔵する茶道具を紹介する企画展を開いている。竹や鉄で作った花入れや松かさ形のつまみが付いた茶釜、柄が曲がった茶杓(ちゃしゃく)など、趣向を凝らした63点が並ぶ。

 花入れは6点。3代将軍徳川家光がアジサイを生けたとされる竹製の「女郎花(おみなえし)」は、花を挿す部分が2カ所ある。茶釜は、獣やダイコンの模様が付いた物など18点。「尾垂釜(おだれがま)」は、底の部分が欠けた釜に、元の釜より小さな別の釜の底が付け替えられている。広報担当の藤生明日美さん(30)は、外側の釜は人為的に割った可能性もあるといい、「自分の思い通りに割れないことも楽しんでいたのではないか」と推測する。

 茶杓は18点。2点は茶人、武野紹〓(じょうおう)(1502〜55年)の作。来場者の1人は「こんなに古い茶杓が残っているのか」と驚いていた。

 一般800円、小中学生400円。月曜休みだが、25日は午後1時半から竹工芸家池田瓢阿(ひょうあ)さんの講演会を開く。予約、問い合わせは同美術館電話0266・57・3311へ。

(〓は、匡の王が品、右に鳥)

写真説明:竹製の花入れ「女郎花」(右)などについて説明する藤生さん

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