兄妹の異なる画風楽しんで 伊那で地元作家の作品展

2015/05/17 10:53
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 ともに伊那市高遠町の画家竹内徹さん(78)と鈴木岬さん(73)の初の兄妹展が16日、同市西春近のかんてんぱぱホールで始まった。信州の風景を描いた竹内さんの油絵、新緑や縄文土器などを表現した鈴木さんの日本画など計88点を展示。それぞれの道を歩み作風も異なるが、絵を描いて遊んだころを振り返り、竹内さんが兄妹展を提案した。

 2人は高遠出身。戦争中はおもちゃも絵本もなく、一緒に絵を描いた。現在、竹内さんは一水会委員で、写実的な作風。日本画院会員の鈴木さんは岩を粉にした岩絵の具などで抽象的に描く。

 2人は絵の話はほとんどしてこなかったという。「追い付かれそうで敬遠していたこともある。ライバルは妹だった」と竹内さん。鈴木さんは21歳で結婚し、26歳で夫をがんで亡くした。「兄は私が苦労してきたのを知っているから立ててくれる。優しいけれど動じず、羊みたいな人」と語った。

 夫と訪れた諏訪市の小池富士子さん(74)は鈴木さんの幼なじみ。「岬さんはたくましい。迫力ある土器の絵の中にも夢があり、力をもらっている」と話していた。25日までの午前9時〜午後6時(25日は午後3時)。入場無料。

写真説明:展示作品を前に話す竹内さん(左)と鈴木さん

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