撮影70年 中沢義直さん「写真展 最終回」

2015/05/05 11:29
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 安曇野市堀金烏川の山岳写真家中沢義直さん(92)の「写真展最終回」は12日まで、松本市梓川アカデミア館で開いている。北アルプスや安曇野の風景を撮り続けて約70年。高齢のため展示会は今回で終える。活動の集大成として自ら選んだ作品と、これまで支えてくれた40人余を紹介する計100枚を並べた。

 松本市梓川地区出身。20代のころ登山やスキーに熱中し、写真を撮り始めた。東京を拠点に山岳関係などの記録映画も約200本作った。89年に移住した安曇野市に中沢写真学校を開き、400人余に撮影のこつを教えてきた。

 展示作には、夕日に照らされた奥穂高岳といった山岳写真のほか、開発でまちの隅に追いやられた道祖神、白馬村の古い空き家など時間の経過を感じさせる被写体が目立つ。「感謝の気持ちを込めた」(中沢さん)とし、紹介したのは山小屋関係者や旧梓川村長ら。展示前に依頼し、3〜4月に1人ずつ訪ねて撮影して回った。

 鑑賞していた写真教室を主宰する小林睦和さん(68)=松本市笹部=は「さまざまな人と深めた親交が写真の味わいになっている」。中沢さんは「貧しい時もあったが、写真だけで飯を食べられた」と話していた。

 午前10時〜午後5時(12日は午後3時まで)。入場無料。10日午後2時から、中沢さんが撮影した映画の上映会とトークショーを開く。

写真説明:安曇野で撮影した風景写真を見る中沢さん

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