女性の喜怒哀楽、刺しゅうで表現 長野で草乃さん作品展

2015/04/26 10:42
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 日本刺しゅう作家の草乃しずかさん(70)=東京=の作家活動が40年目を迎えたのを記念し、「日本刺繍(ししゅう)の世界展」が25日、長野市の水野美術館で始まった=写真。1針1針きらびやかな刺しゅうを縫った着物や帯、びょうぶなどの作品119点が並ぶ。

 いずれの作品も女性の視点から、四季の移ろいや生活の中での喜びや悲しみなどを表現している。「源氏物語」は、登場する女性たちの心情に思いを寄せて作られた大作。このうち「幻」を題材とする作品は、源氏が愛した女性のはかない命をシダレザクラの模様で表した。

 娘と訪れた福島県会津坂下町の土肥悦子さん(68)は「細い糸でできたとても繊細で緻密な表現。糸と針でこんなにきれいなものを作れるんですね」と驚いていた。

 草乃さんの母、三星静子さん(102)が古布を再利用して人や動物の生き生きとした姿を表現した「古ぎれコラージュ」も特別展示している。

 6月21日までで月曜休館(5月4日は開館、7日に振り替え休館)。午前9時半~午後5時半。入館料は大人千円、中高生700円、小学生400円。問い合わせは水野美術館(電話026・229・6333)へ。

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