林倭衛没後70年 多彩な作品紹介 梅野記念絵画館

2015/04/12 11:25
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 アナーキズム(無政府主義)の思想家、大杉栄の肖像画で知られる上田市出身の画家、林倭衛(しずえ)(1895~1945年)の作品展「爆発するただ一瞬があればいい林倭衛展」が11日、東御市の梅野記念絵画館で始まった。人物や風景を描いた油彩画など106点を展示している。初日は長女の聖子さん(87)=東京=によるギャラリートークがあった。

 林倭衛は10代で上京し、印刷会社などで働きながら絵を学んだ。二科展に出品したが警視庁の命令で撤去された大杉の肖像画「出獄の日のO氏」や、放浪生活を送った思想家・辻潤の肖像画を展示。フランス滞在中に描いたのどかな風景や女性、人けのない国内の海辺の絵なども並ぶ。

 ギャラリートークでは聖子さんが、作品についての思い出を披露。「父が亡くなって70年たち、こんなにたくさんの絵が集まって驚いている。父も生まれ故郷の近くで展覧会ができて喜んでいると思います」と話した。

 6月28日まで。高校生以上800円。画集は3千円(税込み)。問い合わせは梅野記念絵画館(電話0268・61・6161)へ。

写真説明:大杉栄の肖像画(左)などが展示されている林倭衛展

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