チョウ観察記録、長野で展示 松本の研究家・浜栄一さん

2015/04/09 10:33
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 チョウの研究家、松本市沢村の浜栄一さん(86)の点描画や観察ノート、標本などを展示した「浜栄一と自然の世界」展が、長野市上千歳町のアイビーハウス4階のフリースペース、からこる坐で開かれている。かつて豊富な種類のチョウが、県内各地に生息していた状況などが分かる。

 点描画は、調査で撮影した写真やスケッチを基に、万年筆のペン先を反対にして点で描いたはがきほどの大きさの作品。1960年代に諏訪湖を見下ろす諏訪市の果樹園で観察したワレモコウの花に止まるゴマシジミ、30年ほど前に松本市四賀で合ったチャマダラセセリなど17点を展示。ほとんどが「今は(その場所には)いないチョウ」(浜さん)だ。

 会場には、ゼフィルス(シジミチョウの仲間)や紋様のきれいなだチョウを選んだ標本も展示。20歳の時にまとめた冊子「上諏訪町の蝶(ちょう)類」や、1946(昭和21)年から始まり今年3月まで40冊に及ぶ採集観察ノートの一部が並ぶ。浜さんの研究に影響を与えた写真家や音楽家の著作物、つながりのあった人たちの書簡なども展示している。

 13日までの正午から午後7時。入場無料。11日(土)午後1時からは、浜さんと三郷昆虫クラブ世話人の那須野雅好さん(安曇野市)のトーク(入場料500円)がある。

写真説明:展示会場で観察ノートなどを見ながら談笑する浜さん(中央)

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