東山魁夷作品、長野の店舗に 県信濃美術館が貸し出し

2015/04/03 11:04
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 5日開幕する善光寺御開帳に合わせて、長野市の県信濃美術館が日本画家東山魁夷(1908〜99年)の所蔵絵画を街中の店舗に貸し出す事業が始まった。2日も学芸員らが、中央通り沿いの店々に作品を持ち込み、飾り付けを進めた。

 今年は併設の東山魁夷館開館25周年の節目でもあり、身近な美術館にある「長野の宝」を知ってほしいと企画。商店会などに呼び掛け、作品展示の条件に合った30店に貸し出すことになった。

 この日作業した善光寺門前の飲食店では、学芸員の木内真由美さん(46)らが脚立を使い、入り口近くの白壁に東山魁夷の代表作「道」(リトグラフ)を掲げた。店主の武井久美子さん(61)は「店舗に収蔵作品を貸し出すなんて画期的。東山魁夷館までは歩いて10分足らず。お客さんにもご案内したい」と話す。

 木内さんは「どの店でも、お客さんへの説明の仕方など熱心に質問をいただく。気軽に絵のある風景を楽しんで、美術館にも足を運んでもらえればうれしい」と期待している。展示は5月31日まで。

写真説明:善光寺門前の飲食店で、東山魁夷の代表作「道」(リトグラフ)を壁に掛ける学芸員ら

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