開館30年でガラス工芸特別展 諏訪の北沢美術館

2015/04/02 11:03
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 諏訪市湖岸通り1の北沢美術館で1日、開館30周年記念特別展「アール・デコのガラス工芸 ルネ・ラリック」が始まった。信濃毎日新聞社が特別共催。20世紀初頭の「アール・デコ期」に活躍し、ガラスの透明感に着目した作品を手掛けたルネ・ラリック(1860〜1945年)の、花瓶やグラス、ランプなど約150点を展示している。

 小林宏子学芸員によると、アール・デコ期に先立つ「アール・ヌーボー期」のガレやドーム兄弟は色ガラスを使い、曲線的で華やかな作風。ラリックは対照的に直線的でシンプルな生活用品を多く残したという。

 暗めの落ち着いた照明の中に、3羽のクジャクを題材にした置物、果実をあしらった香水瓶、「トウキョウ」という名前が付いたグラスセットなどを展示。裕仁親王(昭和天皇)の欧州外遊土産である花瓶も並べた。

 1日、一般公開に先駆けて行われた内覧会には、ガラス作家や地元関係者ら約200人が出席。主席学芸員の池田まゆみさんが館内を回りながら、「ラリックは光の表現に敏感だった。香水の量産化とともにガラス市場に食い込んだ」などと解説した。

 11月29日まで。高校生以上千円、中学生500円。問い合わせは北沢美術館(電話0266・58・6000)。

写真説明:ルネ・ラリック展の内覧会で独特な取っ手をあしらった花瓶を眺める関係者ら

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