「信仰の山御嶽山」親しまれた姿 木曽の山下さん作品展

2015/03/28 11:45
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 木曽町でデザイン会社を営む山下勝彦さん(39)が御嶽山をテーマに描いた絵画などの作品展が27日、同町の八十二銀行福島支店で始まった。8点を展示し、信仰の山としての側面を紹介している。

 山下さんは20年以上、信者らの荷物を背負って登る「強力」を務め、登山ガイドもしてきた。山の歴史を広く伝えようと、2013年には江戸時代に御嶽山の登山を普及させた覚明行者を題材にした漫画も制作。作品展は、御嶽山の噴火から半年の節目に災害を思い返し、犠牲者を追悼しようと、同支店の依頼で開くことになった。

 店内には山の全体像を蒔絵(まきえ)風に描いたついたてや竜神の彫刻のほか、御嶽山の里宮など信仰の山としての側面が分かる山麓の風景などを描いた絵画6点を展示。噴火後に「この光景はもう見られないだろう」と思いながら、山頂の剣ケ峰で祈りをささげる信者を描いた作品もある。

 山下さんは「噴火で影響を受けた地域の復興は大事。だが、御嶽山は信仰の山ということを再確認する必要もあるのではないか。作品が、山との関わりをあらためて考えるきっかけになればいい」と話している。

 作品は4月10日まで展示している。

写真説明:山下さん(左)が御嶽山をテーマに描いたついたて

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