ライアーの音色、亡き姉に… 佐久で24・25日演奏会

2015/03/23 10:28

 佐久市臼田出身の映像作家宮沢あけみさん(横浜市)が24、25日、たて琴の一種ライアーの演奏会を佐久市内で開く。小中学校の音楽教員だった姉、赤羽根清子さんと2人で演奏するはずだったが、赤羽根さんは昨年11月に病気で亡くなった。宮沢さんは「1人になり不安はあるが、姉に届くように演奏したい」としている。

 ライアーは1920年代にスイスで生まれ、音楽療法にも使われる。弦は30〜40本ほど。宮沢さんは6年ほど前、長女が通う横浜市の幼稚園でライアーを知り、音色の美しさに引かれ練習を始めた。最近は幼稚園や地域のイベントなどで演奏している。

 佐久市に住んでいた赤羽根さんは2013年秋ごろ病気が判明。県厚生連佐久総合病院佐久医療センター(佐久市中込)に入院した。同センターで不定期にコンサートが開かれていると知った宮沢さんが14年秋、姉に目標を持ってもらおうと、2人のコンサートを提案。宮沢さんはライアー、赤羽根さんは一回り小さいキンダーハープと木の笛を演奏する計画だった。

 赤羽根さんの病室で昨秋、宮沢さんが練習中の曲を弾くと、起き上がって長い曲をずっと聴いていたという。宮沢さんは「いつもは辛口な姉が、『うまくなったね』と褒めてくれた」と振り返る。

 24日は佐久医療センター、25日は佐久市臼田の佐久総合病院本院で、「さくら」や「千と千尋の神隠し」のテーマ「いつも何度でも」などを演奏予定。ともに午後7時開演。入場無料。問い合わせは佐久医療センター総務課(電話0267・62・8181)へ。

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