漆芸の面白さ体験してみて 塩尻・松本・安曇野で教室

2015/03/20 12:05
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 漆芸作家の橋本遥さん(31)=茨城県取手市=が4月、松本、安曇野市で市民向けの「はじめての漆芸教室」を始める。月1〜2回開き、1年かけて器やスプーン、アクセサリーなどを完成させる。塩尻市で昨年4月から開いてきた教室を増やす形。手間暇を掛けて自作し、大切にすれば長く使える漆器の良さを広げたいと考えている。

 橋本さんは東京都出身で、東京芸術大に通っていた2007年、塩尻市木曽平沢で伝統工芸の木曽漆器に出合った。毎年、木曽平沢で地元の漆器職人と交流を深め、市内の高校生と漆塗りの技法を使った地図を作り市民交流センターえんぱーくに展示するなどの活動をしてきた。

 昨年にえんぱーくで始めた漆芸教室でカラフルな箸やカップを作り、松本市や安曇野市の参加者から新たな教室を求める声があったという。

 松本教室は市街地の六九商店街にある和紙専門店「紙館島勇(かみやかたしまゆう)」で開き、和紙を使った作品を手掛ける。安曇野教室は安曇野高橋節郎記念美術館で、漆芸作家の高橋が親しんだ装飾品などを参考にする。各地域の特色を生かし、塩尻教室も続ける。

 橋本さんは、食器が安価に買える一方、伝統的な漆器が生活から離れつつあると感じるという。「漆器は、欠けたり塗装が落ちたりしても直して使う日本のもったいない文化の象徴。制作を体験して物の大切さを再確認してほしい」と話す。

 入会金3千円、材料費は月6480〜7560円。塩尻教室での活動をフェイスブックで紹介している。問い合わせは橋本さん(電話080・3581・0961)へ。

写真説明:教室を開く和紙専門店で、貝殻を木の板に漆で接着した飾りを手にする橋本さん=松本市大手2

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