上田城跡へ導くアート カラフルな廃材で案内板や歩道

2015/03/14 11:47
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 上田市の上田駅から上田城跡公園に向かう同市天神の市道脇で、市が整備中の案内板などを設置する「道しるべの丘」のうち、モザイクアートが13日、ほぼ完成した。同市下室賀の障害者通所施設「ワークハウス塩崎苑(えん)」を運営するNPO法人「気塾」が制作を依頼され、利用者や職員らがモザイクアートによる案内板と歩道を手掛けた。観光客が足を止めたり、待ち合わせに使ったりする新たなスポットとしての利用が期待されている。

 道しるべの丘は市有地(約50平方メートル)で、案内板は縦約1・5メートル、横約4メートル。案内板は、瓦や陶器などカラフルな建築廃材を組み合わせた「エコ平板」で作った。上部に「上田駅」「上田城跡」の方向を矢印で示している。

 案内板にある壁画の部分は、桜の花が咲き乱れる上田城と、上田ゆかりの戦国武将真田昌幸をイメージした黒い甲冑(かっちゅう)を着た武将が馬に乗って出陣する様子を描いた。歩道部分には、鮮やかな青色の千曲川を表現した。

 塩崎苑は、3年ほど前にも同市小泉の川西地域自治センターでモザイクアートを作った実績があり、空きスペースの利用方法を考えていた市が作業を依頼した。デザインは、エコ平板の普及などを目的に活動する千葉県柏市のNPO法人「エコ平板・防塵マスク支援協会」理事長の橋田隆明さん(70)が担当した。

 「(エコ平板は)透明感があり、日の光りが反射して、時間によっても見え方が変わるのが魅力」と橋田さん。塩崎苑施設長の原田孝彦さん(60)は「まちづくりには、こうした空間も必要。見てもらえば感じるものがあると思うので、街を歩きながら足を止めてもらえればうれしい」と話している。

 今月下旬には、地元自治会が案内板の周辺にビオラやドウダンツツジなどを植栽する予定だ。総事業費は519万円余で、うち262万円を県の地域発元気づくり支援金で賄う。

写真説明:上田市天神の市道脇にほぼ完成したモザイクアート

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