「王妃」キーワード、細川宗英さん企画展 諏訪市美術館

2015/02/07 11:06
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 諏訪市美術館は、市ゆかりの彫刻家細川宗英(むねひで)さん(1930〜94年)の収蔵品公開特別展「作家における王妃の存在」を開いている。晩年の代表作で、新しい人間・女性像の創造を目指したとされる「王妃シリーズ」の「王妃」が展示のキーワード。ギリシャ、イタリア、米国、メキシコの遺跡に影響を受けながら独自の作風を確立した生涯を振り返っている。3月15日まで。

 収蔵品300点余のうち、彫刻やデッサンなど18点を並べた。旧制諏訪中学(現諏訪清陵高)に通っていた1948(昭和23)年や東京芸術大学在学中に描いた「ビーナス」の素描を展示。初期は、ギリシャ彫刻の影響を受けたことがうかがわれ、王妃シリーズの片りんも感じられる。

 樹脂製の小品「扇を持つ王妃」や最後の作品となった高さ1・5メートルを超えるブロンズ像「座せる王妃」も展示している。鉄製のへらや木べらなど、細川さんが使った道具も見ることができる。

 同館学芸員の矢ケ崎結花さん(27)は「特別展を鑑賞し生涯を理解した後に、あらためて常設26点を見てほしい」としている。大人300円。小中学生150円(諏訪地方の小中学生は無料)。月曜休み。3月1日には、羊の石こう像作りを通して、細川さんの制作過程を体験できる講座も開く。要予約(2月15日から)。500円、定員8人。

写真説明:細川宗英さんのデッサンや小品が並ぶ企画展

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