「市田柿」1箱1粒で高級感 愛知大生提案の新商品

2013/12/10 11:02
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 飯田下伊那地方特産の干し柿「市田柿」を若い世代に売り込もうと、みなみ信州農協(飯田市)は、愛知大(名古屋市)経営学部の学生から提案を受けた商品名やパッケージによる新たな市田柿商品を発売する。高級感を演出するため高品質の市田柿1粒を専用箱に入れ、商品名は「冬だけの贅沢(ぜいたく)な実」とした。飯田市内で8日、学生による商品説明があり、同大4年の後藤拓也さん(21)らが「若者に市田柿との出合いを提供したい」とアピールした。

 愛知大は南信州広域連合と2007年、産業振興やまちづくりについての連携・協力協定を締結。同広域連合と飯田市、同農協が連携して市田柿のブランド化を目指す中、同学部の太田幸治准教授のゼミ生にアイデアを求めた。

 学生たちは、同大生へのアンケート調査などを踏まえて販売戦略を検討してきた。干し柿は年配者向けのイメージが強いことから、市田柿の名称は箱の表には記さず、「スイーツのような濃厚な甘さともっちりとした食感」とのキャッチコピーを記入した。箱の表の中央には市田柿のイラストを入れた。価格は1箱300円を想定している。

 一方、説明を受けた生産農家の男性(72)は「1個300円は高い。2個入りにしたらどうか」と指摘。箱に市田柿の表記があった方がいい―とも述べた。

 同農協によると、学生たちは流通コストも考慮して価格を設定したという。同農協は今冬、3千個の販売を予定しており、今月から同大の学内や南信州・飯田産業センター(飯田市)などに並べる。スーパーなどへの販路を探っていく。

写真説明:愛知大生の意見を基に企画された市田柿の新商品「冬だけの贅沢な実」

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