弥生の暮らしに思いはせて 柳沢遺跡出土の県宝展始まる

2013/12/01 11:07
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 中野市片塩の市立博物館で30日、新収蔵展「県宝柳沢遺跡出土品―ふるさとへ戻った銅戈(どうか)・銅鐸(どうたく)たち」が始まった。同市の柳沢遺跡で2007年、東日本で初めて一緒に見つかった弥生時代の青銅製祭器の銅戈と銅鐸など、県宝の212点を公開している。

 約30平方メートルの新展示室の中心に、銅戈8本と銅鐸5個を並べた。鹿の絵が描かれた絵画土器など、多くの土器や石器も一堂に見ることができる。いずれも県の所有だったが、10月に市に譲渡された。

 柳沢遺跡での発見は、西日本が中心とされていた青銅器を使った農耕祭祀(さいし)の文化が、信州にもあったことを示す貴重なものとされる。会場には、こうした柳沢遺跡の発見の意義を解説するパネルを掲示。銅戈や銅鐸が作られた当時の色という金色に輝く模型も展示した。土屋積(つもる)館長は「2千年前の人たちがどんなことを考えて生きていたのかを想像してみてほしい」と話す。

 28日まで。毎週日曜午後2時(8日は午前11時)に展示解説する。8日午後1時半には、県文化財保護審議会委員の笹沢浩さん(長野市)の記念講演会「柳沢遺跡と弥生社会」(無料)がある。午前10時〜午後4時。入館料は一般200円、高校生100円。火曜休館。

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